猫カフェのパルボ問題で動物取扱業について考えてみた

こんにちは。

昨日の「猫カフェ MOCHA 立川店の猫パルボウィルス感染」の件ですが、情報が更新されました。

8月2日夜、猫カフェ MOCHA はHPで立川店のみでなく関東全店の臨時休業を発表、今回の感染の経緯を説明するとともにお詫びの文を掲載しました。

遅すぎる対応でした。

店側の対応が悪かったのがいちばんなのですが、早い段階で行政が介入して営業停止にできないという現在のシステムも問題ありかな、と思います。

猫カフェ問題から少しずれるかもしれませんが、数年前から疑問に感じていた動物取扱業の問題のひとつにふれたいと思います。

動物取扱業を開業するにあたっては「動物取扱責任者」をおかなければなりません。

「動物取扱責任者」って、なんだかきちんとした資格持った人しかなれないような響きがするんですが、実はそうでもないんです。

この「動物取扱責任者」になるためには、次のいずれかが必要になります。

  1. 指定の教育機関を卒業する、
  2. 指定の資格を保有する。
  3. 動物取扱業での6ヶ月の実務経験

私は問題は3.だと考えています。たとえば、AさんとBさんがいたとしますね。

Aさん:動物取扱業を開業したいが指定の資格を持っていない。

Bさん:指定の資格を持っている。

そして、

AがBに動物取扱責任者になってもらうよう頼む。BがOKする。

Aが第一種(あるいは第二種)動物取扱業の登録をする。Bが動物取扱責任者となり、動物取扱業を開業。

6ヶ月が経過する。

第一種(あるいは第二種)動物取扱業での6ヶ月の実務経験をもって、Aは動物取扱責任者となることができる。動物取扱責任者はB→Aとなる。

実際によくあるパターンです。Aは指定の動物関係の資格や知識を持たずして動物取扱責任者となり、動物取扱いのプロを名乗るわけです。

人間の医療や介護ならば職務に関わる人の資格は厳しく定められており、少なくとも資格を持たず「6ヶ月の実務経験をもって」責任者になるようなことは絶対にありえません。

不動産業界だって専任の宅地建物取引士がいなければ開業も店舗の経営もできません。

動物取扱業界はゆるい。資格も知識もなく、動物に愛情のない人がブームにのって儲けたいだけでビジネスを始めると良くないことがいろいろ起こると思います。今回の猫カフェの猫パルボウィルス感染、というか感染発覚後の対応をみていると、現状の動物取扱業の法規制を見直してほしいと願うばかりです。

あくまで私個人の考えを書かせていただきました。

現在の日本での犬猫飼育数は15歳以下の人口を大きく上回っています。

もはやマイナーな存在ではない。

もっとまじめに考えるときが、かなり遅いと思うけど、きていると思います。