はじまりは2匹

こんにちは。

昨日ご紹介した名古屋市愛護センターでの譲渡会、参加された方はいらっしゃいましたでしょうか。名古屋市北区の市営住宅の猫さんたちは参加してたでしょうか。

 7月29日名古屋市愛護センター譲渡会にて

今年の6月11日、名古屋市北区の市営住宅に住む女性が自室にて多数の猫を飼育し、近隣住民に迷惑をかけたとして強制退去となりました。

テレビ、ネット、新聞、いろいろな媒体で、大きく報道されたこのニュースは、まだ私たちの耳に新しいことと思います。

女性の強制退去と同時に名古屋市動物愛護センターに保護された45匹の猫たちはどうなったのか。

愛猫家で知られる松井大阪府知事がこのニュースに心を痛め、河村名古屋市長へ助命を求めるメールを送り、結果トップダウン的に45匹の猫たちは殺処分をまぬがれました。そして愛護センターの職員が猫たちの健康状態や人慣れ具合を確認しつつ、譲渡会などによる里親探しがスタートしたそうです。

収容数キャパシティーがギリギリなこの時期の動物愛護センターへこれだけの大所帯が入所、空いていた犬用スペースで対応したとのことです。が、同じ時期に収容されたほかの猫たちはどうなったのだろうか、収容数越えということで殺処分になった子たちがいるとすれば、ほんとうに心が痛みます。

愛護団体さんに譲渡するとしても、この時期の愛護団体さんはいちばん大変な時期を迎えてるし(子猫とかでいっぱいいっぱい)。

「最初は2~3匹だったと思う。」

テレビのニュースの中で、近隣の方々へのインタビューでそうおっしゃる方が数名いました。

そう、最初は2~3匹だったのに気がつけば数年で多頭飼育崩壊。最初に避妊去勢手術をしておけばこんなことにはならなかったのに。

猫が好きで、たぶん拾ったであろう最初の猫。ほんとうは善意の人なのだと思う。たぶん。

でも、猫好きならだれでもしている、簡単なやるべきことを怠ったために、近隣の人々に大迷惑をかけ、市営住宅の部屋を傷め、自身は部屋を追われ、増えた猫たちは殺処分寸前でなんとか救われた。

最初が大事。自分も、周りの人々も、そして自分の猫も、だれも不幸にしないために。

2年近く前になりますが2016.11.15にNHKのクローズアップ現代(総合月~木 PM10:00)で多頭飼育崩壊の問題が特集されていました。

2年前ですでに年間1800件の多頭飼育に関する苦情があったそうです。そして相談件数は減ることなくどんどん増えているという現状。

クローズアップ現代の番組の中では「はじまりは2匹、でも数年で80匹」という衝撃の案件も報告されています。

だれでも「はじまりはⅠ匹」「はじまりは2匹」ではないでしょうか。最初から多頭を引き受ける人なんてそういないと思います。

人によって適切な飼育数は違うかもしれませんが、、多頭飼育は負担も大きいです。健康状態のチェック、それぞれに愛情をかけること、時間的にも経済的負担も大きい。

「はじまりは2匹」のときにできること、やるべきことの大切さを感じます。