こんにちは。
今日はツイッターでは猫さんたちへの祝福が止まらないようですね。
#世界猫の日 です。
全ての猫に幸せあれ#世界猫の日 pic.twitter.com/CrE2VvAWkG
— ねこナビ編集部 (@b_ru_ru) August 7, 2018
犬派か猫派かという議論がよくありますが、私自身はもともと犬派でした。
子供のころ、実家では犬を飼っていました。クロという雑種の雄でした。
その後、犬にも猫にも縁がない年月が続きましたが、18年前、子犬がうちへ来ました。名古屋市愛護センターから迎えたその子犬は雑種の雄で、「ちろ」と名付けました。名古屋市中川区の神社で保護された子犬だと聞いています。おかげさまで長生きできて、かれはこの秋が来たら18歳になります。
私は雑種の「ちろ」がかわいくてたまらず、このまま私は犬派として人生を歩み続けるものだと思っていました。「ちろ」が家にきてから4年後に捨て猫を拾うまでは。
「ちろ」が4歳を迎えた秋の初めのある日曜日のことです。
午後の4時ごろ、私は近所のスーパーへ出かけました。家を出てすぐ気づいたのは、うちからすぐ近くの家の前に置かれたプラスチックのケースでした。
そのお家は1階を店舗貸ししてたんですが、当時は空き店舗になっていました。
空き店舗の入り口に置かれていたのはスーパーのカゴを小ぶりにしたサイズのプラスチックケース。ふたがはずれないよう、ひもでくくってありました。その横に猫缶3個パック、猫じゃらし、ねずみのおもちゃ、タオルが置いてありました。
「にゃー」中からは子猫の鳴き声が聞こえます。
通行人は多かったけれど、みんな子猫の鳴き声に一瞬足を止めては何もなかったようにまた歩き出します。面倒くさいことに関わるのを避けるかのように。
「その箱(プラスチックケース)、お昼ぐらいから置いてあるよ。」
通りがかりの人が教えてくれました。みんな見てるのに通り過ぎるだけ。
プラスチックケースのふたをずらしてみると、やはり子猫でした。
「にゃー」その声はすでにかすれていました。何時間も鳴いてたんだね。怖かっただろうに。
私はその建物の階上に住む家の人に伝えに行きました。お宅の敷地内に捨て猫されたと。そこで帰ってきた返事は、
「そのままにしておいてください。保健所に電話しときますので。」
返事は大体予想してました。猫好き家族でもなければだいたいそうなるんだろうとわかってました。私は「あの捨て猫」はうちで預かると伝え、その子猫をうちへ連れて帰りました。
そうしてサビ柄の子猫「みい」はうちの子になりました。
「捨て猫」を拾ったらやるべきことがいくつかあります。たとえば届出だとか、動物病院へ連れていくとか。
突然子猫を連れて帰ったものの、なにをするべきか、知識はありませんでした。猫の保護に詳しい知り合いに連絡したり、ネットを検索して、ひとつずつ解決していきました。
そのときのことは、またいつか改めて書きたいと思います。
今日はもともと犬派だった自分が突然猫を飼うことになり、そこから日本の猫の現状をいろいろ知るようになり、猫ボランティアを始め、最終的に猫を飼う人のための不動産屋を始めることになったきっかけを書こうと思いました。
でも、少し長くなったので続きは明日でよいでしょうか。
今日は「世界猫の日」。 家の飼い猫さんも、外の猫さんも、日本の猫さんも、海外の猫さんも、すべての猫に幸せあれ。