こんにちは。
食べて猫助け「さくらねこカレー」
昨日、カレーを食べて猫助けの「さくらねこカレー」について書いたので、続いてビジネスを通じての猫支援について少し触れたいと思います。
猫支援って、、
猫(犬も)の保護団体の活動資金はいままで直接寄付みたいなかたちが多かったと思います。ここ数年はクラウドファンディングによる支援も増えてきました。
そして、クラウドファンディングとともに最近注目なのがさまざまなビジネスを通じての猫支援です。
消費者が商品を購入する→販売者は売上の一部を支援する保護団体へ寄付する、という仕組みです。「さくらねこカレー」による猫支援もまさにこのパターンですよね。
現在の日本ではたくさんの企業さんや商店さんがビジネスを通じての猫支援に取組んでおられると思うのですが、私が今すごく興味を持っているのは、
キャッツミャウブックスさん(東京都世田谷区)です。猫店員さんがいる街の本屋さん。2017年8月8日開業、最近1周年を迎えたばかりです。
『夢の猫本屋ができるまで』当店限定缶バッジの配布は終了しましたが、今後はクラウドファンディングのパトロン様にお送りした店員猫しおり(6枚セット)をランダムに1枚ずつお付けします。 pic.twitter.com/4CW66nPjgO
— キャッツミャウブックス® (@CatsMeowBooks) August 10, 2018
東京は世田谷区、住宅街の一軒家で「猫本」のみを専門に扱う本屋さん、接客は元保護猫の5匹(素敵です)、本のページをめくりながらビールやコーヒーが飲めるコーナーがある、猫好きならば理想の本屋さん。あああ、行ってみたい。
保護団体から引取った元保護猫の店員に看板猫として活躍してもらうかわりに、売上の1割を保護活動団体へ寄付し、猫と本屋が助け合う関係を目指す、というコンセプトの本屋さん。
クラウドファンディングによる資金準備やユニークな返礼品(猫店員にチュールをあげる権利、なんてのもユーモアあふれてます)もおもしろいし、本をこよなく愛する店主さんの「街から本屋がどんどん消えていくこの業界の現状」への思いやエールも強く伝わってきます。
なによりも猫への思いが熱いです。
5匹の猫店員のうち4匹は保護団体から引取った元保護猫、そして3匹は猫エイズウイルスのキャリアなのだそうです。
あえて猫エイズウイルスのキャリアの子を選んだ理由が、「里親がなかなか見つからない子を引き取りたかった。」であり、「普通に問題なく暮らせるところを見ていただいて、偏見や誤解をなくしていきたい。」というウイルスキャリアの猫の譲渡問題にもしっかり踏み込んでおられます。
このお店のことをどうしてこんなに知ってるのかって? 行ったこともないのに。
ファンなんです。1年近く前にツイッターで見つけてそれ以来のファンです。
そして今年7月26日に発売されたばかりの本を買っちゃいました!
「夢の猫本屋ができるまで」(株式会社ホーム社)
実は発売日にチャリで栄の丸善まで走りました。暑かったので夜にですが。
この本、すっごく面白いんです。こういうのって猫好きな人が情熱にまかせて突っ走ったかのように勝手に想像しちゃうんですが、まったく違った。予想を裏切って、経営を現実的に緻密に考え、合理的に動く店主さんがいました。でも彼を動かすガソリンは猫への熱い思い。
冷静で現実的な部分と熱いウエットな部分のバランスが絶妙です!
今、大切に読み進めているので、読み終わったら読書感想文書きますね。
私も仕事を通じて猫支援をしたい人間の端くれ(末端ですが)です。いろんな業界、いろんなジャンルでの猫支援、とても勉強になるし、なによりも励まされます。
それでは。