こんにちは。
「黒猫感謝の日」なるものがあるということを本日初めて知りました。それでは「きじとら猫感謝の日」、「三毛猫感謝の日」、「白猫感謝の日」があるんでしょうか。
とにかく「黒猫感謝の日」はたしかに存在し、それには理由があるようです。
猫の保護団体によると、黒猫は里親を探すうえで「新しい家族ができにくい」ことが多い。それゆえ、黒猫の良さをもっと多くの人に知ってほしいために「黒猫感謝の日」を制定した、とのことです。
英国王立動物虐待防止協会(RSPCA) という団体は、黒猫は「ほかの毛色の猫より見過ごされやすい。」、「写真写りが良くなく、ネットを通じた里親探しでも目立ちにくい。」と説明し、里親探しが難しいとされています。
えーーーー? そうなんですか?
今まで知らなかったし、気にしたこともありませんでした。
黒猫ってたしかに写真撮るの難しいですけど、あのツヤツヤした被毛の光沢がうまく撮れれば最高にかわいいですよねー。あの光沢感はほかのどの毛色の猫も持っていない魅力だと思います。
猫の里親探しボランティアのお手伝いも経験ありますが、黒猫がもらわれにくくて苦労した、なんてことはあまりなかったです。黒猫は常に一定数保護されてくるんですが、里親がみつからなければ黒猫だけどんどん残り、増えるわけで、でもそうでもなくて、一定数を保っているといいますか。ということは、ちゃんと里親さんがみつかって卒業しているわけです。
250gのちびくろ、速攻で卒業。
写真がピンボケですみません。猫ボランティア時代の思い出の子です。飼育放棄され、250gの小さな体で生き抜いて保護された子です。速攻で卒業したよ。
たしかに茶トラや茶白、三毛猫で鮮やかな毛色の子は人気でした。子猫ならばなおさら、あっという間に里親様が決まり卒業していきます。では黒猫やサビ猫でぼわーとした柄の子などは決まらないかといえばそんなことはない、少し時間がかかっても決まりますもの。
「猫はご縁」とはよく言ったもので、「毛色だけじゃないんだなー」と当時を振り返って思うのです。
毛色やかわいい顔立ちも大事だけど、もっと大事なのは性格だとか人への信頼の深さとか、共に暮らすための要素でしょうか。そしてもっと大事なのが「ご縁」なのかもしれません。「ご縁」って里親様と猫さん、当のご本人(と猫)にしかわからないことだし、それがまたおもしろいところですね。
外国のことはよく知らないんですが、日本では昔からけっこう黒猫のキャラクターが愛され、生活や文化になじんでいると思います。
クロネコヤマト宅急便とか魔女の宅急便のジジだとか、そしてはるか昔には「黒猫のタンゴ」という大ヒット曲(古い!)もありました。はるか昔に「のらくろ」ってありましたが彼はワンちゃんでしたね。黒猫ってけっこうほかの毛色の猫と共に変わらず愛されていると思うのです。
要はきじとらも、茶トラも、サバトラも三毛も黒も白もサビもみんなかわいいってことで、すべての猫に幸せあれ! 強引ですが本日はこれにて。