「家に猫がいます」というステッカー

こんにちは。このステッカー見たことありますか?

私はAmazonで見たことあるんですけど、実際にこのステッカーを貼って走行している車はまだ見たことありません。

よくある「Baby in Car」や「Dogs in Car」に対する愛猫家の軽いジョークというか、パロディというか、洒落みたいなもの、と思えなくもないですが。

ステッカーの商品説明が「車に乗っていない自宅でお留守番中の猫の存在を後方の車へ伝えます」となっています。

「あ、そういう意味だったのか。」

もう4年ぐらい前の話ですが、猫ボランティアをしていたときのことです。

名古屋市内で独り暮らしの男性が交通事故で亡くなりました。亡くなられた男性の自宅には6匹の猫が残されていました。

幸いにも男性の友人が猫の存在を知っていました。その友人は行政や動物愛護団体に相談を入れます。結果、その猫たちは愛護団体に引き取られました。

私は当時その引取られた猫たちのお世話を手伝いました。

ある日突然飼い主さんを失い、事情も分からず知らない場所へ連れてこられた猫たちを見ると胸が痛みました。でもその一方で保護できてよかった、と思いました。

「新しい飼い主さんを探そうね。」

そう声をかけるしかありませんでした。

亡くなられた飼い主さんの身寄りは高齢のお母様だけでした。お母様は認知症を患い、施設に入所しておられました。友人の方が動いてくださったから猫たちは保護することができました。

そうでなければ、真夏の名古屋であの子達は存在していることも知られず、命を落としていたかもしれません。

伝えることは大切だと思う。

犬は散歩をさせますし、狂犬病予防ワクチン接種済シールを自宅玄関に貼ります。だからそのお宅が犬を飼っていることはわかりやすいです。

でも、猫を飼っているかどうかはわかりにくい。今は完全室内飼いがほとんどだし、犬のワクチン接種みたいなシールもないし。飼い主さんが回りに伝えていなければわかりづらいと思います。

だからなにかの形で「家に猫がいます」という表示があるほうがいいと思います。

でも上のステッカー、ジョークで貼っている人もいそうですよね。

このステッカーの用途や目的が社会的に認知されるまでは、別にカードなど情報になるものを持っていたほうがいいのかもしれません。

こんなのもあります。

猫の画像(印刷したもの)や医療記録とかもいっしょにあるといいかと思います。

日本の単身世帯はこれからも増え続け、おひとりでペットを飼われる方はこれからも減ることなく増えていくと考えています。

外出先でもしもの事故に巻き込まれ意識を失ったとき、不幸にも命を失ったとき、本人に代わって「家に猫がいます、猫のことをお願いします」という意思表示が必要になります。

このステッカーがお洒落なジョークではなく家の猫を守るための目的のために使われてほしいな、そう思います。