映画「ボヘミアンラプソディー」は役者さんの熱演がすごかったです

こんにちは。

映画「ボヘミアンラプソディー」を観てきました。そして泣いてきました。

主役のラミ・マレックという俳優さん、すごかった。まるでフレディをこの地上へ連れ戻してくれたのか、とさえ思えました。

とくに容姿がそっくりというわけではないんですが、曲作りへの入れ込み方とか、不器用な生き方とか、バンドの成功ですべてが手に入るわけではないという人生の切なさとか、フレディの歌声以外はすべて再現できたのではないかという完成度の高さでありました。

なので映画の後半になると観ているこちらの気持ちも入りこんでくるので、本物のフレディに見えてくる(笑)。

(矢場町のパルコ東館8階、センチュリー・シネマで観てきましたよ。)

世の中には早世の天才とよばれる人が存在しますが、フレディもそのひとりだったのではと思っています。

ひとたび才能を開花させれば、次々と素晴らしい作品を世に送り出し、短い月日で普通の人間が300年かけてもできないような仕事をこの世に確かに残して、そして「グッバイ」と、あっさり地上から旅立ってしまう。そんな人です、世の中に認められるか、成功するかは別の話として。

天才であれば何もかも手に入れられるのか、といえばそんなことはなく、むしろ天才であるがゆえに失ったり、苦悩するものがあり、普通の人が普通に持っている幸せが手に入らなかったりします。

そんなフレディの辛さや、苛立ちや切なさもしっかり描かれていて、彼の心情が伝わってきます。

圧巻のクライマックスは「ライブエイド」の演奏シーン

クイーンは1985年の伝説のチャリティーコンサート「ライブエイド」に出演し、その21分間の演奏シーンがこの映画のクライマックスとなるように構成され、ストーリーが進んでいきます。

伝説の「ライブエイド」演奏の21分間

映画の冒頭はフレディがきっぱりとした表情で「ライブエイド」のステージへと向かうところから始まるんですが、そこでファンは「あ、ライブエイドが焦点なんだな。」と気づくわけです。

映画のストーリーはフレディとバンドメンバーの出会いから、フレディはそのバンドの持ち歌のワンフレーズをアカペラし、メンバーとして迎えられます。

バンド、クイーンの結成、曲作りに没頭する毎日、やがてバンドは成功と名声を手に入れる、そこへすり寄ってくる悪意の人、本当の理解者は誰なのか、バンドメンバー同士のあつれきや葛藤、

バンド活動とプライベート、さまざまなことが描かれながら物語はクライマックスへ、「ライブエイド」の演奏シーンへ突入。

ここまで涙腺をこらえていた人、ここでがまんがきかなくなるのでは。このシーン、本物のクイーンの演奏も You Tube で何10回も見倒しましたが、映画のほうもまったく見劣りしません! ライブの臨場感、緊張感がすごい伝わってきます。

史実とちょっと違う部分もあるけど

フレディが強烈なトラブルメーカーとして描かれたり、バンドが長期間解散状態になったり、フレディのHIV感染告白の時期が違っていたり、ファンからすれば、「ちょっと違うじゃん!」なところも実際多いんですが。

たぶんですが、ノンフィクションとしてよりも音楽的伝記映画のエンターテインメント性を優先させたのでは、と思います。

思いは尽きないけど簡単に感想を

「今年も終わり近くになってすごい映画に出会ってしまった。」というのが感想です。「絶対もう1回観たい。」そう思わせてくれる映画に出会うことも少ないですから。何年ぶりだろう、そう思ったのは。

映画が終わって長い長いエンドロールが流れていても、誰も席を立つ人はいませんでした。スクリーンを見つめながら、クイーンの音楽と共に生きた若い日々に思いを馳せる人たち、私も含めて。

なんといっても音楽が、ライブシーンが圧巻です。音楽ってすごい。クイーンを知らない若い世代にもおすすめです!

70年~80年代のファッション、人種差別、セクシュアルマイノリティーへの理解なき厳しい目線、など当時のイギリス社会についてもちゃんと描かれてるし。

バンドメンバーの絆についても丁寧な描写がとてもいいです。「Band is family」真っ直ぐな目線で語るブライアンの言葉は音楽やバンドに携わる人たちの心に優しく刺さることでしょう。

ハンカチ忘れずにね!

これから観に行かれる方はハンカチを忘れずに、タオル地のやつですよ。それではー。