老犬のいとおしさを味わう2

こんにちは。

というわけで老犬を散歩させているといろんな方に声をかけられることが多く、ときどき「ん~」な思いをすることもある、ということを昨日書きました。

でもそれはほんの一部、少しです。たしかによろよろ歩く老犬を連れていると、少し驚いたような様子で見られることもありますし、そういう視線を感じたりもします。老いとか介護が自分の身近にまだない人、経験したことがない人にとっては自然に受け入れられない光景もあるかもしれません。

でもね、そんなことが気にならなくなるぐらい「人って温かいな」と思うことがたくさんあります。

「今日も頑張ってるね~。気をつけてね。」

「大事にしてもらったから長生きできたんだね。」

「おじいちゃんだけど、なんだかかわいい。」

老犬になってから声かけて頂くようになった優しい言葉の数々。嬉しいです。若いころはスタスタと散歩に夢中で、声をかけられることもあまりなかったですから。長生きしてよかったね。

うちの犬がまだ若かったころの話です。散歩の途中でよく見かけた芝の老犬とおじいさんのことを今でも覚えています。

毎日すれ違うのに、おじいさんは寡黙な方でごあいさつもできませんでした。ですが、老犬とおじいさんの後姿はいつも幸せそうで、愛情を注いで互いに歳を重ねるってこういうことなのだな、といつも思ってました。

何年か経ったある日からその老犬とおじいさんを見かけなくなりました。そして、その数か月後、おひとりで散歩をされるおじいさんを遠くから見かけました。あの芝の老犬はその愛情に満ちた寿命を全うしたのだな、と。

「大事にしてもらったから長生きできたね。頑張ってね。」

自分が言われて嬉しかった言葉を老犬とおじいさんにもかければよかった。寡黙で話しかけ辛いおじいさんだったけど、そんなこと気にせずにあのとき話しかければよかった、今でもそう思っています。

子犬や子猫はかわいい。無条件で愛らしい。

でも、老犬は無条件でいとおしいです。かわいくて、いとおしくてしかたがないです。このいとおしさをいつまでも味わっていたいです。

老犬と暮らした人にしかわからない、なんて言っちゃうとそうでない人を突き放してしまうみたいだけど、、、長い年月思い合って歳を重ねて、どんどんいとおしくなる感覚、経験して初めてわかるものではないでしょうか。

若くてやんちゃだったはずの子(犬)は人間の何倍もの早さでその生を進んでいきます。気がつけば老犬になっていて、あとどれだけ一緒にいられるのか、どうか一日でも長く元気に、そう思うと毎日が大切でいとおしいものになってきます。

普通に街を歩いていて見かけるのはまだ若かったり足腰のしっかりした犬の散歩ですよね。足が弱った老犬の散歩は少ないと思います。

もし、声をかけるなら、「かわいそう」じゃなくて

「幸せだね。」「頑張って。」「いつまでも元気でね。」が

いただいていちばん嬉しい言葉かな。

シニア年齢の犬猫の飼い主様、みなさまのいとおしい子がいつまでも元気で健康でありますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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