「ジュルのしっぽ」から6年 あなたの近くにいるあなただけのジュル

こんにちは。

今日は今も心に残り続ける猫ブログについて書きたいです。

そのブログは6年前の今日、2012年10月18日の記事をもって終了しましたが、当時猫を飼い始めた私に、猫のかわいらしさ、猫との暮らし、外猫のことなど、たくさんのことを教えてくれた素晴らしいブログでした。日本の猫ブログ史上に残る最高傑作のひとつだと今でも思っています。

ブログの名は「ジュルのしっぽ」です。

猫好きさんならば猫ブログを読まれる方も多いと思います。10年少し前に猫ブログをご覧になっていた方ならジュルのしっぽを憶えていらっしゃるでしょう。

2006年3月に猫ブログ、ジュルのしっぽが始まり、あっという間に人気ブログになりました。私がこのブログを知ったのはもっと後で、たぶん翌年ぐらいだと思います。自分自身も猫を飼い始めて3年目になり、ネットでいろいろ検索しているうちにジュルにたどり着きました。

猫の名はジュル。東京は下町の駐車場で野良猫をしていたジュルですが、2005年7月、台風接近の日に心ある女性に拾われ、家猫生活をスタートさせました。女性の名はhanaさん。ジュルという名はフランス語から、、、ではなく、猫風邪で鼻水がじゅるじゅる出ていたからそうです。

「ジュルのしっぽ」というタイトルにはhanaさんの愛情や気持ちが込められています。猫のしっぽは気持ちを表現すると言われますが、ジュルにはしっぽがほとんどありません。なのでhanaさんはジュルの気持ちを理解したくて猫との日々をブログで綴り始めました。

ひどい猫風邪でおまけに猫エイズキャリアのジュルでしたが、もともとおっとりした性格で「ほげほげ」と表現される愛嬌あるお顔。あっという間に猫ブログ界の癒し系アイドルになりました。

丸い顔、ぽってりした体形、少し離れた目と目、なのにすごくチャーミング

思い出しても不思議な猫だったなぁ、と思います。駐車場の野良猫出身で普通の家庭で暮らす、普通の雑種の日本猫、なのになぜだか人の心をぐいっと掴んでくる子でした。

それはきっと、書き手の熱意や愛情が伝わってくるからかな。

hanaさんの猫のいろんな表情をとらえる写真の技術の高さ、簡潔でシンプルなのにあふれる思いが伝わってくる文章、疑問点をきっちり調べ文章化できる粘り強さ、どれをとっても、すごいなあと思うのです。

猫は人の心に猫型の大きな穴をあけて行ってしまう。

もともと猫エイズキャリアだったうえに呼吸器も弱かったジュルが体調を崩したのは2010年夏ごろ。hanaさんの献身的な介護や「回復しますように」とファンの祈りにもかかわらず、同年10月18日(8年前の今日です)ジュルは亡くなりました。

hanaさんが保護したとき推定5歳なので享年10歳ぐらいでしょうか。潔すぎる最後でした(涙)。心にジュル型の大きな穴をぶちあけて行ってしまいました。

hanaさんは前を向く

ジュルを見送って一番つらいのが飼い主さんなのですが、hanaさんはじめじめしたところを見せず前を向いていました。ブログを始めたころから取り組んでいた愛護活動にも力を注ぎました。

2012年の動物愛護法改正に向けて「殺処分に関する制度是正」を求めて1万人以上のパブリックコメントを集め、省庁へ提出もしています。なんという行動力。1万人以上というのは個人ブログ規模としては異例の数字です。

その後、

精力的に活動されていたhanaさんですが、考えるところあって2012年10月18日の記事をもって人気ブログ「ジュルのしっぽ」を終了しました。

ご本人の本当のお気持ちはわかりませんが、ファンとしてはなにかこう、スポーツ選手とか研究者とかアーティストとか、才能ある方が突然引退してしまうような寂しさを感じました。

主人公の猫がかわいくて、猫との暮らしが丁寧に書かれていて、飼い主のいない外の猫についても考えさせられるブログって、そう多くないんですよね、実際。

あなたの近くにあなただけのジュルがいる

「ジュルのしっぽ」から伝わってくるのは「あなたの近くにあなただけのジュルがいるよ。」というメッセージです。

駐車場で野良をしていたころのジュルはボロボロで近所でも嫌われ者の猫でした。でも家猫になって飼い主さんの愛情を一身に受けたジュルは見違えるようなチャーミングな猫に変身しました。

「猫って人と暮らすとこんなにかわいくなるんだ。ジュルよりかわいくて健康的な野良猫は、外にいっぱいいる。かれらが人と暮らしたら、ジュルよりもっとかわいくなるんだろうな。」

「ジュルのしっぽ」より引用させていただきました。このブログは外の過酷な環境で暮らす猫たちへ、多くの人たちの目を向けるきっかけにもなりました。

もし猫を飼うのであれば、かつてのジュルのように公園や駐車場でたたずんでいる猫たちにも目を向けてほしい。もしかしたらその子はあなただけのジュルかもしれない。

ブログを通してhanaさんが伝えたかったことはそれなんじゃないかと今でも思っています。今日はジュルの8回目の命日。8年経っていてもまったく色あせない猫ブログです。ブログは終了していますが今も公開しているので読めますよ。ぜひ!

今日は長くなりました。お付き合いいただき本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です